買取実績 刀剣 無銘 刀・脇差 白鞘 お買取りさせて頂きました【浜松美術骨董買取センター】 買取実績 刀剣 無銘 刀・脇差 白鞘 お買取りさせて頂きました【浜松美術骨董買取センター】

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刀 剣

買取日:2023/06/13

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買取価格¥90,000円

本日は刀剣、刀と脇差をお買取りさせて頂きました。

以下は私個人の見解です。

日本における刀剣について、当時あまり使用されなかったのではないか?とひそかに思っています。

と言うのも、今昔戦争において最も多くのダメージを与えるのは遠距離兵器です。
当時の日本では弓、投石、火縄銃等々。そこから薙刀、槍と来て、最後の近接戦闘で刀が使われるのではないか、と考えています。

現在のウクライナ紛争でもそうですが、いきなり近距離での戦闘は始まりません。偶発的なものは別として。
まず砲兵が地ならしし、ついで装甲車輛が侵入し、最後のとどめで歩兵が戦います。
というのも、それが一番被害が少なく相手へのダメージが大きいからです。

第一次大戦時に塹壕戦が無限に続きましたが、それも工業力の爆発的な進歩により大砲による単位面積あたりの砲弾の照射が莫大に増加したためです。
つまり大砲の射程内に入る塹壕は砲弾により軒並み平たい地面に戻され、相手の射程範囲を超えつつ自軍の大砲を後ろに控え、塹壕線を相手を囲むようお互いに伸ばし続けたため、膠着状態に陥りました。

やみくもに歩兵が突撃しても、地面になってしまうだけです。

時代は進歩しましたが、人間自体はメソポタミアの時代からあまり変わっておりません。
誰しもむざむざ被害の大きい戦い方は望みません。
よって大量の歩兵による突撃というのは、奇襲こそあれ相対峙する状況ではあまり起こりえなったではと考えます。

騎馬による突撃は有効だったと思います。馬の重量200㎏と人間60㎏が合体し時速30㎞のスピードで突進、なおかつ槍や刀剣を振るわれたら、まともな人間は逃げると思います。完全武装のバイクが自分を轢きに向かってくるのは恐怖です。

また刀剣はその工法が大陸の剣とは根本的に異なり、大量生産に向きません。
大陸製の剣は鋳造もしくは鍛造ですが、日本刀は砂鉄から玉鋼を起こしてさらに折り曲げ鍛造を繰り返し行います。
戦争の大量消費には向かないと考えられます。供給が追い付かないでしょう。

その点鏃や槍の穂先は、刀剣に比べれば鉄の使用量も少なく形状も複雑ではなく、特に槍はどちらかというと打撃が主だったようですので、斬撃による鋭利さよりもとにかく丈夫に作られただろうと想像できます。また槍の構造の大部分は木製の柄が占めます。矢も同様です。

つまるところ刀剣というのは三種の神器にあるように、あくまでも象徴としての意味合いと、近接戦闘における最後の最後に使うもの、というものであったのではないでしょうか。
そうでなければ兵器としての複雑さが理解できません。

これはあくまで個人の意見です。
そんな想像が刀剣から思い起こされます。

今回のお品、もちろんしっかりお値段をつけさせて頂きました。

当店では刀剣はもちろん槍も、甲冑もお買取り可能です。

電話:053-596-3677

どうぞお気軽にご相談ください。

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