掛軸
買取日:2024/06/05
【掛軸】細川頼之 作 海南行作詞 の買取価格をご...
買取価格¥2,000円
本日は店頭お持ち込みにて、細川頼之 作 海南行作詞 をお買取りさせて頂きました。
1329年 (元徳元年) 三河国(現在の愛知県東部)に生まれました。
情に厚く誠実な人柄であり、公正な政治を心掛けたため、室町幕府2代将軍「足利義詮」から大変信頼されていました。
海南行作詞とは、
細川頼之は貞治六年に地蔵院を建立し、室町幕府第二代将軍足利義詮の遺言である管領として幼少の第三代義満に代わって政権を担当しました。
それを妬む斯波・土岐・山名氏等のライバル大名たちがクーデタを起こしました(1379年 康暦の政変)。
足利義満は細川頼之をかばったが、圧力に抗しきれずやむなく領国讃岐(香川)への退去を命じ、そのときに地蔵院に立ち寄って詠じたのが海南行と題される七言絶句です。
細川頼之の家風は和歌や詩文にも優れ、勅撰和歌集にも入選し勅撰集の十三首収められています。
また当時頼之は、夢窓国師の弟子で五山文学の第一人者であった義堂周信と親交があり、漢詩の指導も受けていたと思われます。
今回の個体の書かれているおおよその意味は
五十歳にもなったのに功績がないことを恥じ入る。花咲く春は過ぎ去り、もう夏の半ばである。部屋いっぱいの青ばえは、いくら払っても尽きない。こんなところからは立ち去って、禅寺で清風に吹かれながら横になろう
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